(株)渡久山酒造

 宮古島平良市の北西4kmに浮かぶ伊良部島は、隆起珊瑚礁からなる島で、海岸線では、美しく複雑な景観を生みだしています。
 他にも、通り池と呼ばれる海水と水が混ざり合うポッカリあいた2つの池や変化にとんだ珊瑚の海など、ダイビングスポットとしても名高く、全国からダイバーたちが訪ねてくる憧れのスポットになっています。
 渡久山酒造所は、そんなダイナミックな自然に囲まれたつくり酒屋、しかし、その味わいは繊細で、甘味を感じさせる仕上がり。優しい口あたりが泡盛を初めて飲む方にも親しみ易いようです。


(株)宮の華

 創立50周年を迎えた宮の華酒造。“品質第一主義“をモットーに掲げ、宮の華 ならではの泡盛を追求してきました。
 水と海水が層になっているといわれる不思議な通り池の伊良部島の豊かな自然に抱かれ、眠りにつく泡盛は、優しくまろやかな味わい。それもそのはず、女性杜氏が麹に話しかけながら、丁寧に心を込めて仕込み、その細やかな心づかいで芳醇な香りとまろやかな旨みをつくりだしているのです。
 宮の華伝統の香り高い泡盛をぜひ一度お味わい下さい。


千代泉酒造所

 宮古島北端に位置する狩俣は、古い時代からの集落。今でもたくさんの祭祀が残りその中でも祖神祭は特に有名で、行われる時にはたくさんの見物人で埋まります。そんな土地で生まれた泡盛は、千代泉酒造所の「千代泉」。
 その名は、 「千代に泉が湧くがごとく」という願いを込めてつけられたもので、珊瑚石灰岩にろ過された硬水を仕込んだ泡盛は、すっきりとした味わいで古酒になると上品な甘さを醸しだし、祭の席を彩ります。


池間酒造(有)

 澄んだ空気、すがすがしい緑が繁茂する平良市西原の酒づくりに適した環境のもとで泡盛を育んでいるのが、池間酒造(有)です。
 常に、自然との調和を基調にしたこだわりの泡盛づくりに徹し、「旨い」と心から言って頂けるよう努力を重ねています。
 古くから銘酒と誉れ高い「瑞光」は通のファンが多いと評判。また、社長の名をとった泡盛「ニコニコ太郎」は、本格的な味わいとユニークな銘柄 が評判のアイディア商品。
 これからも池間酒造ならではの味を守りながら、さらに高めていきたいと考えています。


菊之露酒造(株)所

 沖縄本島から300km離れた南の海にぽっかり浮かぶ穏やかな地形をもつ宮古島。 その北西部に位置する平良市に居を構えるのが菊之露酒造です。
 美しい海と緑に包まれて育まれる泡盛は、南の大らかな自然がつめ込まれたような豊かな味わい。その風味を醸しだすため、原料や製法にこだわり、一切の添加物を加えず天然の材料だけで仕込まれる本物の蒸留酒、それが「菊之露」なのです。
 無色透明の清らかなひと雫は、多くの泡盛ファンを魅了し、本島でも大人気の銘柄のひとつ。
 「いつでも変わることのない本物の旨さをこれからも追求していきたい」それが菊之露酒造の願いです。


沖之光酒造(資)

 宮古島の中心都市、平良市で昭和23年より泡盛づくりをスタートさせたのが、沖之光酒造です。
 国指定の重要港湾の平良港を臨み、宮古島創世神話の残されている漲水御嶽、人頭税墓、ドイツ皇帝博愛記念碑などを擁する西里地区で、泡盛づくりに励んでいます。
 沖之光酒造の誇る泡盛は、「沖の光」と「沖之光」。「沖の光」は酔いごこち爽やかで南の海から吹いてくるそよ風のような味わい。また「沖之光」は、長期熟成の古酒で風味豊かな伝統的な味わい。どちらも自慢の泡盛です。


(株)多良川

 宮古島・城辺町の上比屋根森のふもとから湧き出る伏流水と伝統の黒麹が出会って(株)多良川の泡盛が生まれました。
 ”たらがー”と親しまれる(株)多良川は、宮古の大らかな自然の中で伝統の手法を守り受け継ぎながらも、泡盛にクラシック音楽を聞かせて長期熟成させ、新しい味づくりに挑戦したり、業界で初めてアルミ缶入り泡盛を発売するなど、アイディアに満ちた泡盛づくりを展開し、いつでも業界の注目を浴びています。
 歴史のある泡盛を未来の遺産にするために、これからも(株)多良川の研究は続きます。